2008年12月30日

家庭菜園の際の土作り

家庭菜園に限ったことではおまへんが、植物を育てるのに重要になってくるのが土や。作る野菜によって適した土がちゃうので、まず作る野菜を決め、その作物に合った土を作ることが必要になるんや。自然農法ちう方法では、土壌と植物の力だけで人の手を加えず栽培しまっけど、下準備のためにある程度の土作りを行う場合もあるようや。

このようなよい土で育った野菜は病気や害虫にも強く、もちろん味もよくなるんや。土作りで重要なことは土壌酸度、通気性、排水性、保水性、保肥性を野菜にあわせることや。家庭菜園を行う場合、一般的には野菜作りに適しとるといわれる黒土を使う場合が多いや。せやけどダンさん黒土は排水性が悪いので、腐葉土やらなんやらを混ぜて排水性を上げてやる必要があるんや。

また土壌によっては酸度が強いので石灰を与えて中和してやるんや。ほんで保肥性を高めるために腐葉土や堆肥を混ぜてやるんや。せやけど、これらの土作りが完璧でも害虫がいたさかいはどうにもなりまへん。害虫の駆除は、冬の間に土を掘り起こし、寒気や風雨にさらしやるとええでっしゃろ。

このときいっぺんに堆肥をまいて土作りも行えば、春には堆肥がなじんだ土が出来上がっとるでっしゃろ。土が出来上がったら、育てる野菜に合わせた肥料を混ぜていきまんねん。主な肥料は窒素、リン酸、カリの3種類や。これらの肥料は野菜にあわせて混ぜてあるものが売られておるけどダンはん、土壌との関係で不足してしまう養分もあるさかいに、それらを補えるよう、畑の状態を調べて起きまひょ。
  


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2008年12月18日

土作りに使われる石灰

土作りに使われる石灰には、苦土石灰、有機石灰、消石灰等があるんや。これらは土壌が強酸性の場合に、一般的に植物の栽培に適しとるといわれる弱酸性から中性に中和するために用いられまんねん。

このほかにカルシウムが不足した土壌に消石灰をまいてカルシウムを、マグネシウムが不足した場合に苦土石灰をまいてマグネシウムを補ってやる場合もあるんや。ではどのくらい施せばええのでっしゃろか。

本や袋やらなんやらにおおよその目安の量が書かれておるけどダンはん、土壌の様子がいつも一緒ちうわけではおまへんので、こまめに土壌をチェックして石灰をまくかどうかを見極める必要があるんや。この土壌チェックを怠ってむやみに石灰をまくと栽培に適さないアルカリ性の土壌になってしまう上、土が固くなってしまいまんねんわ。

土壌のpHをチェックする場合、土2:水5で攪拌したものにテスターをあてまんねん。せやなかったらちびっと湿らせた土にそのまんま差し込むタイプのテスターもあるのでそちらを使ってもよいでっしゃろ。

土壌のpHを調整する場合は強アルカリの無機石灰を利用するとええでっしゃろ。土壌のpHのチェックがでけへん場合、牡蠣殻石灰や貝化石といった効果が緩やかな有機石灰を使うとアルカリに傾くことも少なく、消石灰に比べ他の養分も含まれとるので不足したカルシウムを補う場合に土壌にもやさしいと思うで。有機石灰と無機石灰のどちらの石灰にもメリットとデメリットがあるので状況にあったものを効果的に利用しまひょ。
  


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2008年12月17日

ガーデニングする際の土作り

自宅の庭に畑を作りたい、せやなかったらガーデニングをしたいちう場合、まず土作りが重要になるんや。この土作りをおろそかにすると思い通りの庭や畑はでけへんでっしゃろ。ええ土壌で栽培することで病気や害虫に強い植物が育ち、結果「ええ庭」が出来上がることになるんや。ではどうすればええ土が作れるのか?そのための条件を説明しまんねん。

まず通気性、これは根の酸素供給を行うために土にある程度隙間を作る必要があるためで、これがなければ植物は枯れてしまいまんねんわ。続いて排水性、つまり水はけや。水を通すことで根から水分を吸収するといっぺんに、古くさい吸気を流して換気する作用もあるんや。

これは通気性を良くすればおのずと良くなるんや。水はけが良すぎると水分が吸収でけへんため、ある程度の保水性も必要となるんや。赤玉土を混ぜることで水分をためておくことができるので、根への水分供給が可能になるんや。土に養分がなければ植物は育たないので、植物に必要な養分を肥料で補おるけどダンはん、それが水遣りで流れへんように保肥性の高い赤玉や黒土、ほんで腐葉土や堆肥を土に施してやるんや。

「ええ土」は植物だけでなく、その中の微生物にとっても大事なものや。土の中では微生物の活動によって有機物を分解し、植物が吸収できる状態にされていきまんねん。そのため、この微生物が活発に活動できるように土を作ってやることになるんや。微生物にとってええ活動条件は、十分な水分と酸素を保持しとること、温度が30~40度であること、ほんでpH値が弱酸性~中性であることや。手を加えてへん土は酸性であることが多いので、石灰等を混ぜて中和しておきまひょ。土作りは難儀やけどアンタここで大半が決まってしまう作業やので、しっかりと取り組みまひょ。
  


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